いのうえひでのり演出の『牡丹燈籠』見てきました。すごく気持ちよく、泣いちゃってきました。

私はそれほどいのうえ作品を見ているとはいえないのですが、そのなかで、もっともストレートな演出だった気がします。「古典」をどう使うか、考えさせられました。

脚本をチェックする必要があるのだけど、比較的恵まれた境遇にあるひとびとと、真面目に働いて真面目に生きていきたかったのに、それが果たせなかった、より恵まれないひとびととの対比が、今回の上演のひとつのみどころだった気がします。

桃太郎関係で。
再読で、馬場あき子氏『鬼の研究』を読んでいます。反王朝と「鬼」、「無用者の系譜」(業平)、考えること多々、です。

化け物大全、考えてみようかな。
私が「山海経」の、ちょっとお茶目なところもある、化外のものたち。
Hさんに頼んで、江戸期文学における、境界のそとにある(と想像された)者たち。
私が、イングランド革命期の、敵の表象としてのモンスターたち。

あ、あと、いのうえひでのり氏の新感線の中島氏作品における、「まつろわぬ者」が「鬼」を名乗る系譜も、すげ、気になる。『朧の森に棲む鬼』もそうだったし。

とか。

つか、時間ない!