■
Katsuhiro Otomo, Steamboy
見ました。アメリカ版で。いろんな既視感がある。よくリサーチしてあるなぁ。主人公がマンチェスター出身で、そのなまりが若干ある。あした、授業でみんなに回してみよう。
ブレア政権下のロンドン再開発計画以前のロンドンを思い起こさせる。
ブレア政権下のロンドン再開発計画というのは、うろおぼえだけど、労働者階級の文化を(紳士・淑女のイングランド、ではなくて)イギリスの文化産業としてグローバルに売り出す、そのために、ロンドン南岸のドッグ地帯を、おしゃれに改装する(ハルヤマといった。ぶち牛)、悪名高い?ロンドン・アイとか、2000年のときにテムズにかけられた橋が、人が多すぎて落っこちたとか、いろいろ。そういや、ワールドカップのフーリガン騒ぎのときに、イギリス政府?が、イギリスはフーリガンの国ではありません、紅茶とシェイクスピアと競馬の、紳士・淑女の国です、みたいな、笑えるキャンペーンをはったことがあったな。なにやってるんだ(笑)。やってることがばらばら(あるときは、紳士・淑女のイングランドといい、あるときは、ロックとサッカーのイングランドといい)でも、それで日本に対しては押し通せると思っているところに対して、ちょこっと、むかついた覚えがある。
この再開発計画で、けっこーそーかー、でもそれでいいわけ?だったのは、聖ポール寺院のあたりを、それをオリジナルに作案したレンのプランにしたがって、再構築していこう、という、たぶん2002年あたりのプラン。そういえば、ロンドンにしばらく行っていないんだ。
男の子主人公が、最後の場面で、女の子主人公をだっこして空を飛ぶ。ただ、そのあとのシーンで、彼が彼女の肩を抱く、みたいな、なんだっけ、宮崎の作品で、守る男の子・守られる女の子みたいなけっこー批判されたような、のはない。にしても、なんなんだ、このシーンは。
たぶん、この作品のエロティックスは別のところにあるんだな。
じじい、おとうちゃん、息子の3世代の、さまざま考え方の違いとか利害の違いはあるけど、なんか最後は結託してるんじゃん。
んで、マンチェスターの破壊された家に置き去りにされた、おかーちゃんとか、主人公のもとの彼女とか、はどうなってるわけ?
主人公がロンドンで合流する、アメリカ資本家一族の跡取り娘が、もろ『キャンディ・キャンディ』のイザベラ風だったりする。
また考えよう。
おとうちゃんのデッドテックな機械との一体化は、けっこー、きました。
Geek Chic: The Ultimate Guide to Geek Culture
- 作者: Neil Feineman
- 出版社/メーカー: Gingko Pr Inc
- 発売日: 2005/06/01
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: Satomi Ikezawa
- 出版社/メーカー: Egmont Manga + Anime GmbH
- 発売日: 2003/12
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
タイトルが、ちょっと気になっていたのと、絵柄が嫌いではないので、英語の勉強、といういいわけで。
リカルドがDragon Ballの20巻を貸してくれたのがきっかけの、お買い物地獄、でした。