このごろ読んでいたまとまりのつかないもの

Peter Carey, Wrong about Japan (New York: Random House,2004).
ネタに使えるかな?

Wrong About Japan: A Father's Journey with His Son

Wrong About Japan: A Father's Journey with His Son

Peter Carey, Jack Maggs(New York: Vintage Books, 1997).
Jack Maggs: A Novel (Vintage International)

Harumi Befu and Sylvie Guichard-Anguis (eds), Globalizing Japan: Ethnography of the Japanese presence in Asia, Europe, and America (London and New York: RoutledgeCurzon, 2001)

Globalizing Japan (Nissan Institute/Routledge Japanese Studies)

Globalizing Japan (Nissan Institute/Routledge Japanese Studies)

所収の
Chih-Huei Huang, "The Yamatodamashi of the Takasago volunteers of Taiwan: a reading of the postcolonial situation":153-177
Gordon Mathews, "A collision of discourses: Japanese and Hong Kong Chinese during the Diaoyu/Senkaku Islands crisis."222-250


Mathews論文、宝塚テンペストのに、使えるかも。

ついでなので、スタンフォードのe-journalデータベースで、the Diaoyu/Senkaku Islands 関係の記事を集める。
たしか宝塚テンペストの恋人たちは、九龍に来る前、セイロンで出会った、てな設定だったはず。ヘミングウェイ

Nissan Institute/Routledge Japanese Studiesのシリーズ、そこそこ使えるものがある?

明日香港に出発。

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明日の出発へ向けて、機内でのお勉強用に、2005年4月の香港での日本批判デモに関するネット記事をダウンロード、プリントアウト。

始めてサンフランシスコに行ったのが、たぶん2005年4月11日(誕生日。ここ二回くらい、誕生日は海外だな。2004年は、台北の、こともあろうに、なんだっけ、あの、蒋介石一族の所有で、日本時代の神社のあとが保存されている、ポッシュな)。

てきとーにバスに乗って、着いたのがChina Town。売っていた中国語新聞に「抗日」の文字が躍っているのに、ナイーヴにも、びびる。Chinese Characterだけは読めるから、だいたいの内容は、予測する。

あとで、帰ってネット調べ物していて、事情が少しわかる。

そのあと昨日までまた放置していたわけだが。

SFのチャイナタウンは、感じでは、「大陸系」と「台湾系」で、通りが分かれているような感じ。
粽がうまそうだったので入ったのは、「台湾系」だったのだと思う。当然、台湾?の言葉で話しかけられて、しかたないので英語で「わっかりませーん」いって、なんとか粽をゲット。店内のベンチの横に立って、粽を立ち食いしていたら、「ここに座れ、ここに座れ」。
ぶらぶらしているときに見た、蓮の実、うまそうだったな。今度買ってこよう。

そのあとバスに乗って、Union Squareに行くとき、たぶん中国系のちょっとごつい男性と、私の腕時計の解剖図についてしゃべる。
というのが、「抗日」にであって、びびった日。

Gordon Mathews, "A collision of discourses: Japanese and Hong Kong Chinese during the Diaoyu/Senkaku Islands crisis."222-250
を読んでいて、そっかぁ、二百海里問題、と、おばかにも理解する。
4
香港に行くからには、お勉強ということで、上のダウンロード系。

忘れないうちに書いとこ。
アジア系移民の歴史の授業は、とってもとってもお勉強になった。
San Jose Mercuryかな、で、80年代の「ジャパン・バッシング、再燃か?」みたいな記事を読んだ次の日かなんか。
ある教授。「日本の経済がここ10年くらいlousyだったから、アメリカでは、あまり日本たたきなくて、中国がたたかれてきてるけど、日本経済が上向きだから、また同じことが起きるぜ」。うん。

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気が向いたので、読んだ、とか、読みかけ、とか、買ったけど、の本の手近にあったものリスト。

Maxine Hong Kingston, The Woman Warrior: Memoirs of a Girlhood Among Ghosts. New York. Vintage International. 1975, 1976.
The Woman Warrior: Memoirs of a Girlhood Among Ghosts (Vintage International)
読み始めた。これについては、ステレオタイプ的なイメージを助長しているとか、戦略だとかで、中国系アメリカ移民インテリのあいだで、激しい論争があったらしい。チェックすること。
順番を崩して今読んでいるのは、第四章の"At the Western Palace."
まだ読みかけ。
60歳代の姉妹が、SFOで再会。おそらく1930年代とかに、Angel Islandを経由してアメリカに移民してきた姉と、たぶん1970年代に香港から飛行機でやってくる妹。
姉の方の息子が、ヴェトナムで闘っていて、母としては、カナダに逃げりゃよかったのに、と思っているとか。
姉の方は、一度も飛行機の乗ったことがない、とか。
おもしろいっす。

しかし、この表紙は何だかな。

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Longfellow's Tattoos: Tourism, Collecting, And Japan

Longfellow's Tattoos: Tourism, Collecting, And Japan

performativity で、いっちゃっていいものかどうか。二代目がダメダメ、というはなしとしてはおもろい。
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典型的。SFの紀伊国屋は必ず寄ってしまう。で、たぶんそこで見つけたのが

Japan Edge

Japan Edge

読んでない。丸尾末広とか、載ってる。あ、けっこう古い本なんだ。

Ian Burumaの、川端康成The Scarlet Gang of Asakusaの英訳レビューと、
村上隆Little Boy: The Arts of Japan's Exploding Subculture
のレビュー

紙で読んだんでした。

Occidentalism: The West in the Eyes of Its Enemies

Occidentalism: The West in the Eyes of Its Enemies

一応買っておくか。

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Public Enemy #2: An All-New Boondocks Collection

Public Enemy #2: An All-New Boondocks Collection

最初の3ページは、見た。

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上に書いている、SFのチャイナタウンの、「台湾」系と「大陸」系のはなしでの、思い出したこと。

とか、大学の本屋で目につきます。今度買って読まなきゃ。
台湾先住民(本当は、自称名としての「原住民」と書くべきなのだけど、書けない。自己検閲、あるなぁ)の都市下層労働者化が進んでいるなかで、先住民の「プリミティヴィズム」のロマン化が平行して進行しているのはどういったことか、みたいな講演会にも行きました。

呉興國のシェイクスピア翻案と、台湾ナショナリズムと京劇、のことは、また今度。